美容健康クラブ~生活習慣が気になる方へ

生活習慣が気になる方向けに役立つコラムをお届けしていきます。

スパイスの薬膳効果とその効能について。【1章】

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こんにちは。

美容健康クラブ~生活習慣が気になる方へのコラムを書いている、

にっしーです。

 

今回のコラムでは、あまり詳しく知られていない、

スパイスの薬膳効果とその効果について

コンテンツをいくつかに分けて、お届けしていきます。

是非、雑学ネタとして、おぼえていってください。

 

私も、実際にインド、ネパールの友達が多くいますので、

その友達から教わった知識も含めて説明解説してきますね。

 

そして、この記事の最後章には、

私と仲の良い、インド人の友達から直接教わった、

チャイの作り方の手順の画像とレシピのPDFファイルを

ダウンロードできるプレゼントをご用意していますので、

最後の章まで、私のブログをお楽しみくださいませ。

 

 

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<スパイスの歴史背景について>

スパイスの歴史は古く、シルクロードとの関係もあり、

数多の歴史の時代背景にも多く絡んで来ます。

 

つまりは、食文化につながるわけですが、

食べる事で、健康維持を保つ考え方は、

何千年も前から変わっていないようですね。

 

古くから、美味しく、健康的に、

しかも美容に、効果をプラスするために、

様々な種類のスパイスが使われるようになりました。

一番最初に、思いついて食べようと考えたひとは、チャレンジャーですよね。(笑)

 

そして、その起源は、私が調べたところ、

現在から5000年前にあたる紀元前3000年頃から使われていたそうで、

インドのスパイスの歴史としては、

インダス文明の時代をルーツとしていると言われているようです。

 

インダス文明については、皆さんも、地理や歴史の勉強で、

詳しくご存知の方もいらっしゃるかと存じますが、

インド南西部に、移住してきたドラヴィダ人が、

インダス川流域に、文明を形成したという説が有力で、

インダス川の水運を生かした交易を展開していたと言われています。

 

その交易の中で、メソポタミアやエジプトで栽培されていたであろう、

スパイスが持ち込まれ、この頃にインド料理の原型が作られたという、

研究結果もあるようです。

 

その後、インド北西部に移住をしてきたアーリア人による支配が始まり、

ドラヴィダ人はインド南西部へと、移住することになります。

 

インドの北部を支配した、アーリア人ドラヴィダ人による、

スパイスを使った食文化の基礎を取り入れつつ、

交易範囲を広げた東南アジアのスパイスや食文化も取り入れたことで、

様々なスパイスを使う料理へと発展させていったようですね。

 

カレーの画像見ているだけでも、

クチが何となくカレーになってきますよね。(笑)

 

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<インドの食文化における菜食文化とスパイス料理の発展について>

インドでは、古代よりスパイスを使う食文化が既に確立していましたが、

熱帯地域に属している、インドの気候においても、

食文化として、スパイス料理の発展に関係していると言えると思われます。

 

暑い中で、食欲を維持するためには、

やはり、食欲増進に役立つ、

スパイスを多用する料理が適していたというわけですね。

 

そして、宗教上の菜食主義もスパイス料理の発展に、

大いに関連性があると言えるでしょう。

 

多宗教国家と言われるインドですが、

インド人の大多数を占めるのはヒンドゥー教の戒律で、

神聖な動物とされている牛は、神様扱いされています。

 

もちろん、神様扱いなので、牛肉を食することは、一切禁じられており、

食の基本は菜食がほとんどです。

インドにはいまだにカースト制度の階級制が残っており、

古くから、徹底した菜食主義が多くいます。

 

インドでのレストラン、マクドナルドでは、メニューにも、レジにも、

ノンベジタリアンベジタリアンに分けてあったりもしているようです。

 

また、インドでは少数派とはいえ、

中東エリア全土に1億人の信者を抱えるイスラム教では、

不浄の動物とされる豚を食べることが戒律でタブーとされています。

 

そして、全ての食材、食品をハラールというお祈りをささげたものでしか、

食べられない戒律も存在します。

参考ページ:ハラールとは?(日本ハラール協会ページ)

 

このように、古来より、宗教上の戒律から、

野菜を中心とする料理が発達したと言われており、

そこに、米、小麦、豆、乳製品などを組み合わせた食事が普通になっていますが、

乳製品も一切取らないベジタリアンのひとも中には存在します。

 

そして、野菜中心の食文化を豊かにする存在がスパイスだったわけですね。

5000年以上前から、スパイスを熟知してきたインドですが、

その知恵(アーユルヴェーダ)を生かし、

スパイスを巧みに使った、風味豊かな料理を沢山生み出してきたのです。

参考ページ:アーユルヴェーダとは(Wikipediaより)

 

余談ですが、僕の仲のいい、インド人シェフの友達も、

元々はベジタリアンでしたが、

日本に来てからは、食べるものが美味しすぎて、

戒律は無視して、なんでも食べているようです。

インドに戻った時は、ベジタリアンに戻るようですね。(笑)

 

インドでは、宗教上の戒律により、

近い身内が、他界すると、その親密度の度合いで、

酒、動物性の食材など、一切とらない生活を長い場合は、約1年間過ごします。

元々、肉食していた人ならば、少々きつい戒律かもしれませんね。

週1回だけ、曜日を決めて、断食をするインド人の友達もいます。

 

~スパイスの薬膳効果とその効能について。【2章】に続く~