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ヒト幹細胞コスメが流行の兆しなのか?その理由を科学的に解説~①の続き
ヒト幹細胞コスメの活用方法としては?
ですので、今では多様な、
ヒト幹細胞を謳うコスメが発売されてきてはいますが、
どのように選び、活用していけばいいのか、
美容の情報に敏感な女性なら、
これから先が気になるところでしょう。
幹細胞とまとめて言っても種類がある?
まず、幹細胞には3つに分類できます。
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動物由来
動物由来の動物幹細胞では、
ヒトの皮膚幹細胞との構造に、
とても酷似しているといわれるヒツジやブタ、
馬といった動物の胎盤から採取された、臍帯血など、
その幹細胞が用いられることが多いと言われています。
ヒトの皮膚に塗布して、
細胞の活性化(再生)が期待できると言われていますが、
研究結果でもアレルギーを発症するリスクも否定できないため、
安全性の面からも国内ではまだ流通していないのが現状です。
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ヒト由来
ヒト由来の幹細胞では、
医療、美容などで良く使われているのは、
ヒトの皮下脂肪から採取した、
脂肪由来の幹細胞なのです。
医療機関では、
ヒトの脂肪組織から、
幹細胞を分離して培養して、
数千万個から1億個に増やして、
体に戻す治療も行われているようですね。
幹細胞を培養する際、
“上澄み液”(培養液)には、
多くの成長因子を含む百十種類の
活性物質が含まれており、
その培養液を化粧品の材料ととして使用されています。
人間の細胞の表面には、
その特定の機能をスタートさせるといわれている、
“レセプター”というカギ穴のようなものがあり、
ヒト幹細胞培養液には、その穴に、
合致するカギになる成分(成長因子や活性物質)が、
豊富に含まれていて、細胞が活性化し、
最も効果が期待できると、
近年の研究でも期待されているようですね。 -
植物由来
植物由来の幹細胞では、
栄養成分が豊富で、細胞分裂が、
活性化している場所である、
種子の中の胚や根の先端、
茎の付け根といった、
植物の成長に重要な部位に存在し、
多様な細胞に分化させる能力(多能性)を
持っているという研究結果もあります。
ですが、植物幹細胞においては、
ヒト幹細胞のように鍵と鍵穴のような、
仕組みがないため、その効果としても、
限定的であると考えられています。
抗酸化力・保湿力は期待でき、動物由来の成分が苦手でアレルギー疾患の方や、
VEGANの方などには、おすすめと言えるでしょう。